RSウイルス
RSウイルスは２歳までにほぼ全ての子どもが感染するといわれ、その後も再感染をくり返します。
症状は、咳・鼻汁・熱などのかぜ症状で終わることが多いのですが、２歳未満の幼児が気管支炎を、特に乳児が細気管支炎をおこし、入院となることも少なくないです。
RSウイルスの検査も１歳までの乳児、基礎疾患のある児にしか保険適応はありません。このウイルスに対する特効薬はないので、症状にあわせた薬の使い方になります。おもに気管支を拡張させる薬を内服、貼布、吸入などを使用します。分泌物の多い場合は吸引も行います。
咳で睡眠がまとまってとれない為、身体を安静にして休ませること、水分補給をしっかりしてあげることが大切です。
まだまだ流行期が続きます。ご家庭でもていねいな手洗い、うがいをして、乳児への感染を予防しましょう。